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小倉駅前唯一の百貨店「コレット」が閉店 名残惜しむ客

JR小倉駅前の百貨店「コレット」(北九州市小倉北区)が28日、閉店した。1993年に再開発で建てられた小倉駅前の商業ビルで、そごう、玉屋、伊勢丹の後を継ぎ、地場大手の井筒屋が2008年4月にコレットを開店したが、11年で幕を閉じた。跡のフロアは専門店街になる計画で、小倉駅前から百貨店が姿を消す。


小倉の一等地、なぜか根づかぬ百貨店 コレットも閉店へ


コレットは開店初年をピークに売り上げが減少。井筒屋は本店の小倉店に経営資源を集中するとして、18年7月に閉店を発表した。


最後の営業日となった28日は、閉店間際まで多くの客が訪れ、名残を惜しんだ。午後8時を過ぎて閉店すると、2階の正面玄関に従業員が並び、一同で深々と頭を下げた。コレット井筒屋の高橋昭一社長(59)は「長きにわたりご愛顧頂き、誠にありがとうございました。今後、私どもは井筒屋の一員として努めて参ります」とあいさつした。


閉店後は野村不動産グループのジオ・アカマツ(東京)が、専門店ビルとして運営。ビルを所有・運営する北九州都心開発によると、約150店あるコレットのテナントのうち約30店は営業を継続する方針で、3月以降はビル全館の名称を「小倉駅前アイム」とする。


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