独自動車大手のBMWとダイムラーは28日、自動運転の技術開発で提携すると発表した。共同開発した技術を2020年代半ばまでに市販車に搭載することを目指す。限られた場所で無人走行ができる「レベル4」の技術の確立を目指して連携する。
BMWは21年に、緊急時などはドライバーが運転する「レベル3」の自動運転車の発売を目指している。ダイムラーも時期は明示していないが、高度な自動運転車の開発を急いでいる。
自動運転をめぐって、自動車各社は提携を加速させている。ホンダは米ゼネラル・モーターズ(GM)と、トヨタ自動車も配車サービス最大手の米ウーバー・テクノロジーズとそれぞれ提携し、ライドシェア(相乗り)サービス向けの自動運転車の共同開発を進めている。(ロンドン=寺西和男)