世界第2位の面積があるカナダは、中国にとっては「小国」?――。カナダ司法省が、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟(モウワンチョウ)・副会長兼最高財務責任者(CFO)の米国への身柄の引き渡しに向けた審理手続きを始めたことで、中国はさらに反発を強めています。5日にはカナダ産菜種(キャノーラ)の輸出許可が中国の税関当局に取り消されました。カナダは米国の求めに応じて孟氏を逮捕したのですが、カナダがとばっちりを受けるような構図が続いています。 国際ニュースを解説「今さら聞けない世界」 「中国のとったやり方に、我々はとても懸念している」 カナダのトルドー首相は4日、中国で拘束された休職中のカナダ外交官ら2人が中国の国家機密を盗んでいたと、中国の国営メディアなどが報じたことを受けてこう語りました。中国でスパイ行為をしていたとする情報がこのタイミングで流れたためです。 ファーウェイの孟副会長が、米国の要請に応じてカナダ当局に逮捕されたのが昨年12月1日。その少し後に、このカナダ人2人が中国当局に拘束され、報復ではないかとの見方が広がりました。また今年1月には、中国東北部の遼寧省の裁判所で麻薬密輸の罪に問われた別のカナダ人に死刑判決が下されました。一度は懲役15年の判決が出ていたのに、上級審に差し戻され、すぐに極刑判決が出たことが不自然との受け止めがあります。 そして、カナダ司法省が今月1… |
すぐ極刑も…カナダ、とばっちりの事情 華為問題で圧力
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
中国の「断交ドミノ」戦略 トランプ政権、どう対応?
中台統一へ、野望の架け橋 5兆円鉄道、狙いは民心掌握
台湾断交、中国が誘う甘い蜜 市長に「金はいくらでも」
韓国側、日本の輸出規制への憂慮伝える 米韓外相が協議
トランプ政権、台湾に戦車108両を売却へ 中国は反発
独裁者にあこがれる米大統領? 米朝首脳会談を読み解く
北朝鮮の核開発、廃棄→凍結に米が大幅譲歩か 高官示唆
米報道官、板門店で武勇伝 メディア遮る北朝鮮警護員に
「線を越えてほしい?」トランプ氏、北朝鮮へ歴史的入境
米朝実務者協議再開へ トランプ氏「2~3週間以内に」
「制裁解除楽しみ」「平和の握手」…米朝首脳の発言要旨
選挙狙いのトランプ氏、渡りに船の正恩氏…識者に聞く
北朝鮮メディア「前例ない信頼を創造」 米朝会談を称賛
トランプ氏、正恩氏に会談呼びかけ G20後の訪韓時
トランプ氏「期待よりずっといい会談」 米中協議再開か
「トランプ氏、対中追加制裁しないと表明」 新華社報道
トランプ氏「少しつまずいたが、きっと合意」習氏と握手
米中、通商協議を再開へ ファーウェイへの輸出一転容認
接近する米朝、思惑はすれ違い 懸念される政治ショー化
ピンポンとファーウェイで緊張緩和 米中摩擦は一時休戦
「縮む米国」が緊張緩和を阻む 視界開けぬ米中の行方
トランプ氏、訪韓中の正恩氏との会談は否定「別の形で」
トランプ氏から親書、正恩氏「立派な内容、興味深い」
中朝会談「習氏は適切なメッセージを」 米特別代表
米中首脳会談、G20の大阪で開催へ トランプ氏が表明










