あれ、コンビニに入ったはずなのに――。福岡市のJR博多駅近くで、一軒のコンビニがリニューアルオープンした。店構えがただ新しくなっただけではない。ほかのコンビニにはないサービスに、連日お客さんが詰めかけている。 焼酎に魅せられて 辛党・米国人が「角打ち」店を出店 常識覆す新興ウイスキーが台頭 台湾産のうまみとは 国産ウイスキーの魅力伝える 福岡のバーテンダー翻訳 真っ赤な外観が特徴の「ポプラ博多駅前店」。店内に入ると、右手にはレジ、正面には数多くの商品が並ぶ。そして左手に目を向けると、薄暗いバーのような光景が目に飛び込んでくる。木のカウンター越しにある棚には、ウイスキーのオールドボトルがずらりと並んでいる。 ポプラ博多駅前店が打ち出した新アイデアは、立ち飲みの「角打ち」。コンビニで買った食べ物を持ち込むことができ、お酒と一緒に楽しめる。同社によると、コンビニの店内にある角打ちは全国初という。 お酒はウイスキーを中心に約250種類で、1杯500円~5千円。1本1万8千円のドンペリも置かれている。12人が入る立ち飲みスペースは、夜になると30人ほどの客でにぎわう。ベストを着た「バーテンダー」が客の求めに応じて飲み物を出す姿は、かつて雑誌やコピー機が置かれていたコンビニの一角だったことを忘れてしまいそうだ。 当初、オーナーの桜井正幹さん… |
博多のコンビニに全国初の「角打ち」 ドンペリも飲める
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