家畜伝染病・豚コレラの拡大防止策として、野生イノシシ向けのえさ型ワクチンを25日から使用するのを前に、13日、岐阜県美濃市で作業者向けの講習会があった。実績のあるドイツから招いた専門家が効果的な散布方法などを指導した。 野生イノシシへのワクチン散布は国内では初めてで今後、岐阜、愛知両県の一部地域で使われる。ワクチンメーカーで約25年間、豚コレラや狂犬病の経口ワクチンを研究するエイドリアン・フォス氏は、「イノシシにとって魅力的な環境を作ることが大事」と強調。散布する前から好物のトウモロコシをまき、埋める穴にも入れるなど、効果を高めるコツを伝授した。 参加者らは実際に穴を掘って散布を体験。県猟友会の大野恵章会長は「不安はまったくない。先生に教えてもらったとおりに全身全霊で取り組みたい」と話した。 参加した猟師の一人は「普段はイノシシにはフライパンで香ばしく煎った米ぬかをまいていて、トウモロコシはまいたことがない。トウモロコシをまけば食べるだろうが、畑のトウモロコシが食べられないか心配」と話した。(山野拓郎) |
豚コレラ「えさ型ワクチン」とは? 鍵はトウモロコシに
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