スペインの首都マドリードの北朝鮮大使館が先月22日に複数の男に襲撃された事件で、主犯の男が米国に逃げ、大使館で盗んだ電子機器のデータを米連邦捜査局(FBI)に提供していた疑いがあることがわかった。AP通信などが26日、報じた。
AP通信やスペイン紙エルパイス(電子版)によると、スペインの司法当局は同日、主犯の男を特定したと発表。男は米国在住でメキシコ国籍を持ち、他の9人の実行犯と大使館に侵入してパソコンなどを奪い去った後、ポルトガルへ逃走。さらに米国へ飛び、FBIと接触したという。
スペイン当局は10人の実行犯…