「米国は我々の安全保障や国益、価値観を損なういかなる国際的合意も支持しない」
ポンペオ米国務長官は4日、訪問先のブリュッセルで記者団にこう語った。
米トランプ政権は、米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄する方針を示している。維持する条件として4日、ロシアに対して60日以内に違反を認め、「完全で検証可能な条約順守」を求めた。だが、ロシアは違反を認めておらず、冷戦終結に寄与した歴史的な軍縮条約が消える可能性が高まっている。
米ロ核軍縮条約破棄へ「60日」の最後通告 米国務長官
「ロシアと仲良く」が持論のトランプ氏、弱腰批判を回避
ポンペオ氏はロシアが条約に違…