熊本地震で被災し、修復作業が続いている熊本城。来春に完成予定の見学通路から見える光景をイメージしたCG動画を、熊本市が2日公表した。
熊本城では今年10月までに大天守の外観修復を終え、10月5日から日曜・祝日限定で見学できるようになる。今後、建設が始まる見学通路は城内に長さ約350メートルにわたって設置され、来年のゴールデンウィークをめどに利用が始まる。完成すれば平日も見学できるようになる。
CG動画は、見学通路を歩きながら見える景色を再現しているほか、上空から城全体を見渡すような場面もある。石垣などはすべてきれいに直っているが、熊本城の担当者は「(見学通路)公開時には、石垣はまだ崩れたまま。復旧の過程をじかに見てほしい」と話している。
熊本市のホームページでも今後、動画を公開する予定だという。(大畑滋生)