静岡市長選は、無所属現職の田辺信宏氏(57)=自民推薦=が、ともに無所属新顔の前県議、天野進吾氏(77)と県労働組合評議会顧問、林克氏(63)=共産推薦=を破り、3選を確実にした。
田辺氏は自民と連合静岡の推薦を得て、自民の県議・市議の後援会や連合の組織票を固めた。病院と市役所清水庁舎の津波浸水想定区域への移転問題や、経済政策について批判の声があがっていた同市清水区を重点に回り、「海洋文化施設など清水区への投資で清水を再生させる」と訴えた。(野口拓朗)
投票四つ重なり…浜松大忙し 重鎮の異議が発端