広い牧草地に、おしゃれなカフェや遊具が並ぶ。休日は家族連れや若者でごった返している。 乳製品メーカー「砂谷(さごたに)」の牧場は、広島市の中心部から車で40分ほどのところにある。飲料販売は宅配がメインだが、牧場の観光地化で狙っているのは、体験を通して自社商品のファンを増やすことだ。 牧場内のカフェ「FALO(ファロ)」は、新鮮な牛乳をふんだんに使ったジェラートが売りだ。窓越しには広大な牧場が広がっている。久保正彦社長(66)に、ここで話を聞いた。 「こんな環境のいいところで、… |
牧場で伝える「本物」 乳製品メーカーの生き残り策
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