テレビ朝日系のバラエティー番組「アメトーーク!」の2月の放送で、事実と異なる内容や差別的な表現があったとして、テレ朝が大阪府立西成高校に直接謝罪した。同校とテレ朝が19日、取材に対し明らかにした。「本校に対する取材もなく、事実確認も不正確なまま本校のイメージを損なうような放送がされた」と同校や府教委などが抗議文を出していた。
「アメトーーク」でテレ朝謝罪 大阪・西成へ差別的表現
同校などによると、3月22日に番組を統括する加地倫三・エグゼクティブプロデューサーらが同校を訪れ、事実誤認と差別的表現があったことを認め、校長に謝ったという。
番組は2月14日に放送した「高校中退芸人」の企画で、同校に通っていたというお笑い芸人が「机と椅子が鉄パイプでくっついていたりして投げられないようになってた」「窓ガラスを割る人がいたのでプラスチックのゴムになってて割られないようにしていた」「職員室に取りに行かないとトイレットペーパーくれない」などと当時を振り返る様子を流した。他の出演者が「大阪の人はわかるけど、西成は、僕らも学生の頃に『そっち方面は行かんとこ』ってみんなで言うてた」と話す場面もあった。
テレ朝は19日、放送によって…