「ロンドンを封鎖せよ」を合言葉に中心部で道路をふさいだり、列車によじ登って運行を妨害したりして地球温暖化対策を英政府に訴える抗議行動が4月半ばから25日まで続き、逮捕者は1千人を超える事態となった。
主催したのは、昨年10月にロンドンで発足した国際環境団体「エクスティンクション リベリオン(絶滅への反抗)」。気候変動がまねく生態系の破壊や人類の絶滅といったリスクを抑えるため、根本的な改革を求める非暴力の抗議行動を各地で主導している。
25日朝には、金融街シティーに約300人が集結。一部は路上に寝転がり、隣の人と手をつないで、道路をブロックした。手と手をほどけなくするために、金属などでできたギブスのようなもので手や腕を覆っていたが、警察官によって切断され、連行されていった。
抗議行動は25日でいったん収…