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火災で逃げ遅れた少女、高3が救出 雨どい伝いよじ登る

大型連休中に訪れていた埼玉県越谷市で火災に遭遇し、住宅から逃げ遅れていた少女を救出したとして、那覇高校3年の玉城弘次廊(たまき・こうじろう)さん(17)に24日、那覇市役所で人命救助表彰状が渡された。玉城さんは「こんなに大事になるとは思っていなかった。意外とすごいことしたんだなと思った」と照れながら話した。


那覇市などによると、4月30日午前、越谷市で住宅火災が起きた。玉城さんは近所に遊びに来ていて、騒ぎに気づき、逃げ遅れて2階から助けを求めている少女を見つけた。すぐに雨どいを伝って1階の窓のシャッターボックスによじ登り、少女を抱えて救い出し、近所の人たちが広げた毛布の上に飛び降りさせた。


玉城さんは「女の子は泣いていて、自分が落ち着いていないといけないと思った。(少女の)母親に『ありがとう』と言われてうれしかった」と振り返った。


この日、越谷市の高橋努市長からの表彰状を、城間幹子・那覇市長が代読して渡した。高校の先輩でもある城間市長は「本当に勇気のある行動で誇らしく思う。後輩の行動がとってもうれしい」と笑顔で握手を求めた。(伊東聖)


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