公開された旧政府専用機。奥には新政府専用機があった=2019年5月24日午前、北海道千歳市、白井伸洋撮影
「空飛ぶ首相官邸」と呼ばれる政府専用機。首相や天皇、皇后両陛下の海外訪問などに使われるため、一部のエリアを除いて、記者が立ち入ることはできませんでした。13日、今年3月末に退役した旧型機(ボーイング747型)2機の貴賓室などが報道陣に公開されました。内部の様子はどうなっているのか。記者がリポートします。
「空飛ぶ官邸」異例の内部公開 旧政府専用機の貴賓室
公開された旧政府専用機の出入り口付近=2019年5月24日午前、北海道千歳市、白井伸洋撮影
私たちは今回、尾翼側から機内の1階に入りました。このエリアは「一般客席」で、首相の外遊などに同行取材する記者たちの座席になります。椅子は硬いし、座席の間隔は狭いです。記者席の前方には長机があり、機内のブリーフィングに使います。
記事後半では、貴賓室のほか「夫人室」や「秘書官室」の内部の様子を、ふんだんな写真や動画とともにリポートしています。
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