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最初の日本列島人、どう来た 丸木舟で3万年前の旅再現

最初の日本列島人は3万年以上前にどうやって黒潮が流れる海を渡ったのか――。このなぞの解明を目指す国立科学博物館による「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」は今月下旬にも、丸木舟を使って台湾から沖縄県・与那国島への実験航海に挑む。


18日、東京都内で説明会があった。25日から7月13日の間に台湾東岸を丸木舟(長さ約7・5メートル)で出発、黒潮の流れる海を横切り、直線で約200キロ離れた与那国島を目指す。


男女計5人の漕(こ)ぎ手が乗り込み、最短でも30時間以上かかる予想だ。風や太陽、星などを利用して航海する。時計やコンパス、GPS機器などは持たない。


最初の日本列島人が大陸からきた経路としては北海道、対馬、沖縄の3ルートが考えられている。プロジェクトは旧石器時代である3万年以上前に海を渡ってきたとする沖縄ルートに着目。出発地で調達できる材料で作った舟での集団移住があったと想定してきた。2016年は草で、17、18年は竹で作った舟を使い、与那国島と西表島間などで実験を試みたが、いずれもうまくいかなかった。


今回用いる丸木舟は今のところ…


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