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山形・鶴岡でボランティア奮闘 地震後初の日曜

山形県沖を震源とする地震発生から初めての日曜日になった23日、被害の大きかった鶴岡市ではボランティア計14人も被災地域に入り、落下した屋根瓦や家の中の片付けをした。市は24日から3日間の予定で、ボランティアの力を借りて、落下した瓦の撤去や廃棄物の分別作業を行っていく予定だ。


「重たい荷物の運び出しなど手伝いはいりませんか」。23日昼過ぎ、屋根瓦の落下被害が多かった小岩川地区に約10人のボランティアが市健康福祉部の職員と一緒に地震の被害に遭った家を回った。要望があると職員が人数を割り振り、ボランティアが協力して作業にあたった。


同地区で夫と2人暮らしの女性(81)の自宅は、雨漏りで2階のふすまや畳などがぬれて使えなくなった。4人のボランティアが「これで最後です」などと声を掛け合いながら、使えなくなったふすまなどを運び出した。


市内に住む伊藤祐輔さん(55)は初めてボランティアに参加した。東日本大震災で被災地が大変だとは知りつつ休みが取れず手伝えなかったことが、心残りだったという。伊藤さんは「困った時はお互いさま。現地に足を運ぶことで一人暮らしの方や高齢者が多いという実情を知ることができた。少しは役にたててよかった」と話した。


ボランティアの問い合わせは、市社会福祉協議会温海福祉センター(0235・43・2114)または市ボランティアセンター(0235・23・2970)へ。(鷲田智憲)


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