生活情報サイトの58同城が1日に発表したビッグデータ報告によると、今年3月には、企業活動や生産活動の再開が推進されるのにともなって、外食産業は需要と供給がともに増加し、求人も大幅に増加した。食品のデリバリー配達員は3月の平均月収が7400元(1元は約15.1円)を超えた。中国新聞網が伝えた。
レストランのロビーマネージャー/キャプテンの求人が前月比92.18%増加
同報告によれば、3月の外食産業企業の求人の前月比増加率が最も高かったのはレストランのロビーマネージャー/キャプテンで、92.18%に達した。次はレストランの管理担当者の77.38%増加、サービス担当者の50.27%増加だった。食品のデリバリー配達員とコック/コック長はどちらも50%以内にとどまった。
3月の求職者の前月比増加率が最も高かったのはレストランのサービス担当者で、178.73%に達した。次は食品のデリバリー配達員の105.43%。コック/コック長とレストランのロビーマネージャー/キャプテンの求職者数はいずれも前月比95%以上増加した。レストランの管理担当者も90%以上増加した。
報告の分析では、食品のデリバリー配達員とコック/コック長は新型コロナウイルスによる肺炎の流行期間のデリバリー産業の「硬直的需要」として、これまでは実際に就業した割合が高かったため、その後は求人も求職者数も相対的に低水準となった。オフラインのレストラン実店舗が営業を再開するのにともない、レストランのサービス担当者の需給がともに大幅に増加した。
また同報告によると、外食産業の各ポジションのうち、デリバリー配達員の収入が最も多く、3月の平均月収は7420元だった。以下、レストランの管理担当者の6221元、レストランのロビーマネージャー/キャプテンの6085元、コック/コック長の5657元が続く。
他のポストに比べ、食品のデリバリー配達員の収入は仕事の量と関連がある。配達員の多くが毎日10時間以上働き、注文1件あたりの量が多いほど収入も相対的に多くなる。しかし収入増加の面では、レストランの管理者の前月比増加率が最高で、5.92%に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月2日