中国科興製の新型コロナウイルスワクチンが20日、メキシコに到着(撮影・劉旭霞)。
中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンの第1便20万回分が20日、メキシコに到着した。同日朝、メキシコ・シティ国際空港でメキシコ政府によるワクチン引き渡し式が行われた。人民網が伝えた。
中国の祝青橋駐メキシコ大使は、「中国はワクチンを各国の人々が入手でき、使用できる公共財とすることを主張している。中国はメキシコと共に、ワクチン協力を契機に、人類衛生健康共同体の構築を後押ししたい」と述べた。
メキシコ政府を代表してデルガード外務次官が中国からのワクチン提供に心から謝意を表明。「昨年以来、メキシコと中国は新型コロナ感染症との闘いにおいて成果の著しい協力を実施してきた。中国は『空の橋』を通じてメキシコに数多くの防疫物資を提供してくれた。現在、メキシコと中国のワクチン協力は新たな進展を遂げ続けている。メキシコは中南米地域で唯一2種類の中国製ワクチン(科興と康希諾)の緊急使用を承認した国であり、両国のワクチン協力はすでに新型コロナ感染症との闘いにおける国際協力の模範となっている。メキシコは中国と共に、両国関係を絶えず新たな段階へと押し上げていきたい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月22日