北京地下鉄の「マジックウインドウ」の動画がネットで人気になった。ネットユーザーが撮影した動画によると、車内の通路の上、ドアの上、中間の窓の位置にLEDディスプレイが設置された。停車時には普通の窓と同じように見える。発車するとマジックウインドウシステムが列車の現在の位置、路線図、次の駅の3Dマップ、駅サービス施設の位置が表示される。
また車内には乗客の安全を保護する「目」が搭載されている。車内の感知カメラを使い、先進的な画像認識・スマート分析技術を利用することで、気絶したり手を振り助けを求めたりしている乗客の検出・通報を初めて実現した。同時に車掌の前方にも感知設備が設置され、車掌の顔の特徴に基づく運転状態を判断する。疲れ、不注意などを検出すれば、システムが音声で注意を促す。
北京地下鉄公司によると、マジックウインドウシステムは6号線にしか設置されておらず、スマート地下鉄を構築する措置の一つで、現在は試験段階にとどまっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月2日