小米集団(シャオミ)は26日に2020年第2四半期(4-6月)の決算を発表した。澎湃新聞が伝えた。
決算によると、小米の同期の収入は535億元(1元は約15.4円)で、前年同期比3.1%増加し、前期比7.7%増加した。調整後の純利益は34億元で、前年同期比7.2%減少したが、前期比では46.6%増加した。
小米の最も中核的な事業である携帯電話事業では、同期の収入は316億元で、前年同期比1.2%減少、前期比4.3%増加した。販売量は2830万台、前期は2920万台、前年同期は3210万台だった。
現在、小米の収入の半分近くが海外市場によるもので、同期に海外では新型コロナウイルス感染症の拡大のピークを迎えた。小米は決算の中で、「4月と5月には、主要海外市場が感染症に対応するために厳格な封鎖措置を実行したため、製品の輸送や販売に大きな影響が出た」と述べた。
ただ、世界各地でビジネス活動への制限が徐々に解除されるのにともない、今年7月には、海外市場におけるスマートフォンの1日あたり新規ユーザー数がすでに1月の感染症拡大前の水準を上回った。
うち欧州市場では小米の好調さが目を引いた。20年第2四半期の小米の欧州市場におけるスマホ出荷量は前年同期比64.9%増加し、市場シェアは16.8%に達し、初めて欧州で3位のスマホメーカーになった。西欧市場でのスマホ出荷量は同115.9%増加し、すべての主要メーカーの中で最高の増加率だった。特にスペインでは2四半期連続で首位を保ち、増加率は150.6%、市場シェアは36.8%に達した。
IoT(モノのインターネット)と生活消費財の分野では、同期の収入は153億元に上り、同2.1%増加した。小米は、「感染症が一部製品の製造、輸送、販売、発表のペースにいずれも影響を与え、全体の増加率を引き下げた」との見方を示した。
インターネットサービスが同期の成長を支え、収入は59億元に達して同29%増加した。うち広告、ゲーム及びその他の付加価値サービスが増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月27日