習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は1日午後、自らがトップを務める中央改革全面深化委員会の第15回会議を開き、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は「国内の大循環を主体とし、国内と国際の両循環が相互促進する新たな発展構造の形成を加速することは、我が国の発展の段階・環境・条件の変化に基づく戦略的政策決定であり、全局に関わる系統的で深いレベルの変革だ。引き続き改革という鍵となる手段を十分に活用し、風雨に妨げられず勇往邁進する戦略の揺るぎなさを保ち、中国の特色ある社会主義制度の堅持と整備、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化の推進を中心に据えて、より深いレベルの改革を推し進め、より高い水準の開放を実行して、新たな発展構造の構築に強大な原動力を与える必要がある」と指摘。
「現在の情勢下、新たな発展構造の構築は少なからず新たな状況や問題に直面しており、改革の思考と手法の運用に長け、短期的対策と中長期的発展を統合的に考慮・計画する必要がある。資源配分効率の向上に資する改革、発展の質と効率の向上に資する改革、各方面の積極性を引き出すことに資する改革の推進を加速し、重点問題に焦点を合わせ、改革措置のシステム統合と協同効率を強化し、全体的効果を引き出す必要がある。新たな発展構造の構築を国の地域間の協調ある発展戦略、自由貿易試験地域の建設等と結びつけ、条件を備える地域で先行的に新たな発展構造の形成を模索し、改革開放の新たな高台を築く必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月2日