陝西省考古研究院は11日夜、文化財保護に携わる専門家が2年以上の時間をかけて修復作業を行い、同省宝鶏市の南郊外で出土した後漢(25-220年)時代の青銅「揺銭樹」の修復に成功したことを発表した。人物や動物、銅銭など、多くの要素から構成される「揺銭樹」の作りは精巧で、美しい仕上がりになっており、2000年前に秦嶺山脈の桟道を通して、蜀(今の成都)との間に文化交流があったことを示す一品となっている。中国新聞網が報じた。
「揺銭樹」の高さは110センチで、主幹、枝葉、台座の3つの部分で構成されている。青銅の主幹から5本の枝葉が縦横に交差するように伸びている。枝葉は、鳳凰、器・玉璧、人物などの形をしており、独特の華麗な雰囲気を醸し出す非常に珍しい文化財となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月14日
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