北京市にある円明園管理処はこのほど、1860年に英仏連合軍によって破壊された文化財の第三期修復作業を開始した。今回は西洋楼遺跡で出土した西洋風の紋様が入った琉璃釉の装飾部分の修復が初めて行われる。新華網が報じた。
西洋楼は、ヨーロッパ風の建物で、中国と西洋の建築スタイルを組み合わせた建築物の傑作とされている。建物の外部にはめ込まれている琉璃釉の装飾部分は、西洋楼において最も目を引く中国の要素と言えるだろう。その他、第三期修復作業では、康熙青花龍鳳紋碗、康熙黄釉纏枝花紋盤、康熙斗彩水仙霊芝杯、清乾隆青花梵文高足碗など陶磁器24点の修復作業も行われる。24点はいずれも円明園遺跡の発掘調査で発見された文化財だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月28日
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