1月20日、二十四節気の第24番目「大寒」を迎えた。寧夏回族自治区銀川市の哈曄さんは同日、娘の■玉博(■は赤へんにおおざと)さんにお小遣いをあげた。「節気ごとに娘にお小遣いをあげるようになって今年で6年目。このような若者でも受け入れられる方法が、娘に中国の伝統文化を教え、親子の絆を深める『架け橋』となっている」と哈曄さん。中国新聞網が報じた。
哈曄さんが「大寒」に微信(WeChat)を通して娘にあげたお小遣い(微信のスクリーンショット、画像は哈曄さんが提供)
哈曄さんは取材に対して、「中国の伝統文化は、中国人の『根っこ』であり、一番の『トレンド』でもあると言える。ここ6年、立冬、冬至、大寒などに、娘にお小遣いをあげてきた。中身は10元(1元は約16円)以内であるものの、簡単なお祝いのメッセージと共にお小遣いをあげると、この伝統文化が娘との絆が強めてくれる感じがする」と話した。
■玉博ちゃんは、「お母さんは私の親友みたいな存在。大寒にお小遣いをもらうと、お母さんとの絆が強まるし、『二十四節気』についての新たな発見もあった」と話す。
大寒の日に娘にお小遣いをあげ、節気に関する物語を話してあげるというマレーシアに住む哈曄さんの姪・張夏怡さんと娘。(画像は取材対応者が提供)
哈曄さんの影響で、マレーシアに住む哈曄さんの姪・張夏怡さんも大寒の日に娘にお小遣いをあげ、二十四節気に関する物語を話してあげたという。張さんは、「伝統文化が時代遅れになることは永遠になく、逆に、日に日にアップグレードしていく。各家庭が重視すれば、伝統文化を新たなキャリヤやスタイルで『接ぎ木』することができ、それを受け継いでいくことができる。そうなると、伝統文化がもっとおもしろいものになる」と話す。
「伝統文化とお小遣いを結び合わせると、その魅力をさらに高めることができる。お小遣いをあげることで、娘も中国の伝統文化を理解できる。知識は自分のものであり、そして常に新しいものだと思う」と哈曄さん。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月21日