四川省機場集団はこのほど、成都天府国際空港で1月22日から飛行テストが始まることを明らかにした。これにより、同空港で初めて実機が離着陸することになる。四川在線が報じた。
飛行テストには、中国国際航空、東方航空、南方航空、四川航空、成都航空、祥鵬航空の6社が参加する。飛行機6機が成都双流国際空港から順次離陸し、成都天府国際空港に着陸して、「放水アーチ」で迎えられ、その後、指定の場所に格納される。中国国際航空、東方航空、四川航空、祥鵬航空が1月22日から23日にかけて、第一段階の飛行テストを行う。
四川航空の「大運号」
飛行テストでは実機が使用され、民間航空機の安全な運行のための規定に適合させるために、大型旅客機の空港の飛行手順、航空交通管制のナビゲーション設備、地上保障施設などの検証が行われる。また、空港に民用大型旅客機が離着陸できる能力が備わっているかも検証される。
東方航空の「進博号」
天府国際空港は、中国の第13次五カ年計画(2016‐20年)期間中に建設された最大の民用運輸空港で、4つのターミナル、6本の滑走路が設置され、2025年には年間延べ6000万人の利用者に対応できるようになる計画だ。
成都国際航空ターミナルのメインターミナルとなる天府国際空港は今年開港する計画だ。開港すれば、成都は北京、上海に続いて、2つの国際空港を有する3つ目の中国の都市となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月21日