天猫(Tmall)は19日、2021年度10大春節(旧正月、今年は2月12日)年越しトレンドを発表した。それには、「宅配便式年越し用品」や「間歇式親孝行」、「委託式ペットの世話」、「寝転がり式家事」、「クラウド端末式集まり」、「お気楽式ダイエット」などがある。
こうしたトレンドには年越しのスタイルと風習の変化の流れが反映されている。
「宅配便式年越し用品がなんと言ってもトレンドにぴったり」と言うネットユーザーがいる。「宅配便がなければ年を越せない」と言うのはネットユーザーの葉子さん。インターネットでの年越し用品の購入は、今の若者が年越しムードを味わう時の一種のトレンドになっており、年越し用品が配達されて到着すると年越しムードがさらに盛り上がる。
今年は順豊、申通、圓通など多くの宅配便企業が、春節期間にストップすることはないとしている。ネットユーザーの今天上弦月さんは、「今年の春節は(宅配便がストップしないので)安心して買い物できる。年越し用品はすべて宅配便で揃える」とコメントした。
このほか、「間歇式親孝行」も多くのネットユーザーの心に「刺さった」。この「間歇式親孝行」とは、長い間故郷を離れている出稼ぎ労働者が、年越しに贈り物をして親孝行の気持ちを表し、一年間の不在の埋め合わせをすることを指す。多くのネットユーザーから、「今年は仕事先で年越しをして、(新型コロナウイルス感染症への対応で大変だった)国に迷惑をかけないようにする。でも1年も両親に会えていないので、贈り物を送って親孝行するしかなかった」といった声が上がった。「でも、できれば『間歇式親孝行』ではなくて、『持続的親孝行』をしたほうがいいけどね」とコメントするネットユーザーもいた。
「クラウド端末式集まり」も多くのネットユーザーの反響を呼び、「その通り!うなずかざるを得ない」といった声が上がる。昨年に新型コロナウイルス感染症が流行し始めると、人々の年越しスタイルが変わり、実際に顔を合わせて集まることをあきらめ、人々は相次いで動画や音声でつながる方法を選び、クラウドの集まりで旧交を暖めるようになった。距離はできたが、心が離れることはなかった。
また今年は多くの注目ワードも10大トレンドに登場した。たとえば「5G式年越し」がある。過去1年間、全国各地に5G基地局が次々建設され、5G通信が普通の人にとって身近なものになり、携帯電話の料金プランを5Gパックに切り替える人が続出した。今度の年越しは5Gのバックアップを受けて、画面がフリーズすることも通信が途切れることもなく親しい人とつながることができるだろう。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月21日