ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)とWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M・T)のドリームマッチについて、現役ボクサーらが意見を交わした。 元OPBF東洋太平洋ライト級王者で横浜光ジム代表の石井一太郎氏によるユーチューブチャンネル「A―SIGN.BOXING」に、元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(志成)と、WBO世界ウエルター級2位・佐々木尽(八王子中屋)が出演。夢対決の行方を占った。 比嘉は2021年に井上と行ったエキシビション戦について「(井上は)スピードと距離感がすごかった。大きいグローブだったんで、効くというのはないんですけど。当てさせてくれなかった」と振り返る。過去にスパーリングで手合わせした中谷については「左ストレートと、身長が高いのに接近戦もうまい」と分析し、勝敗については「尚弥さんだと思う」と予想した。 佐々木は「井上尚弥選手の試合は参考にしている」と明かした上で「(勝つのは)井上選手だと思う。やっぱりスピード」と比嘉と同意見。一方で「中谷選手のえじきになる可能性もあると思う。(井上が)入っていった時にカウンターをもらったら、効いちゃうのかな」とも付け加えた。 最後に、石井氏は「やっぱり井上。現状で考えたら」とした上で「(井上が)衰えているとか感じる? 俺、一切感じないんだけど。(最近の井上は)パンチもらうとか言ってる人いるじゃん。俺、わざともらってると思う。相手が打ってこないから、もう打たせて…。〝早く打ってきてくれよ。そっちの方が早いから〟みたいな」と指摘する。 佐々木も「(井上は)最近、盛り上げようとしてるのが、すごい伝わってくるというか。〝塩試合〟は避けたいみたいな。(意図を)感じますね」とうなずいた。 さらに、石井氏は「でも、相手が〝塩〟に徹するからさ。そうしたら、打たせるしかないじゃん。だから多少、被弾したりするのかなと思ってる。(衰えは)全然、一切感じない」と力説した。 |
井上尚弥は衰えたのか? パンチ被弾の要因を専門家が指摘「わざともらっていると思う」
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