歌手・中森明菜が２０日、大分スポーツ公園で開催された野外音楽フェス「ジゴロック２０２５　～大分“地獄極楽”ＲＯＣＫ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ～」（２０日まで）に出演した。

　「大分愛が生まれ、もっと大分が好きになる大型野外フェスを作りたい！」とＴＯＳテレビ大分が主催している音楽フェス。明菜は音楽プロデューサー・小室哲哉によるコラボステージ「ＴＫ　ＬＥＧＥＮＤＡＲＹ　ＷＯＲＫＳ」に出演した。１９日にも出演しており、今回は２日連続のステージとなった。

　小雨が降り続く中だが、会場は悪天候をもろともしなかった。髪を上げていた初日とは打って変わって、髪を下ろして登場した明菜。１曲目に「ＤＥＳＩＲＥ―情熱―」を熱唱し、「晴れ女だけど、雨が降っちゃった。ごめんね。雨雲、あっちいけ！」と謝罪すると、「かわいいから大丈夫！」と声が飛んだ。ファンの熱意に応えるように投げキッスもサービスした。

　ステージでは、「ＤＥＳＩＲＥ」の他に、「Ｍｏｏｎｌｉｇｈｔ　Ｓｈａｄｏｗ～月に吠えろ」「愛撫」「ＴＡＴＴＯＯ」を披露。ステージの最後にはＴＭ　ＮＥＴＷＯＲＫの「Ｇｅｔ　Ｗｉｌｄ」を出演アーティストと熱唱した。

　ファンとの交流も楽しんだ。ＭＣでは、１９日のライブ後には小室と食事に行ったようで、明菜は「いいだろ！」と報告。客席から「連れて行って！」と声が飛ぶと、明菜は「一緒に行けるものなら行きたいな」と笑顔だった。大分名物の温泉に関しては「入らないよ。温泉に入るとタオルの下に小さいカメラを隠して撮られるから。行けないよ」と笑わせた。

　７月で還暦を迎える。声援が絶えない中、明菜は「きれい？　かわいい？　ありがとうございます。みんな大好きだよ」と目を細めた。