阪神・藤川球児監督、広島の頭部死球にほえた、かみついた「危ないよ、そこに投げないでねということですね」——贯通日本资讯频道
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阪神・藤川球児監督、広島の頭部死球にほえた、かみついた「危ないよ、そこに投げないでねということですね」

阪神・藤川監督

◇20日 阪神8―1広島(甲子園)

 平穏な快勝ムードが一瞬、騒然となった。阪神の8回の攻撃。藤川球児監督が猛然とベンチを飛び出し、広島側に向かってほえると一触即発の空気に包まれたのだ。

 1死一、二塁、坂本の打席だった。広島の新人右腕・岡本が投じた135キロのカットボールが抜け球になった。坂本のヘルメットに当たり、客席はどよめいた。坂本はすぐに起き上がると、広島バッテリーに身ぶりで問題ないことを伝えようとしていた。

 その輪に飛び込んで来たのが藤川監督だった。怒りをあらわに、捕手の石原の方に向かって何か言った。死球を受けた坂本らが制止したが、収まらず「かかってこい!」というポーズも見せた。両軍ベンチ入り乱れた揚げ句、岡本は危険球退場、警告試合となった。

 試合後、藤川監督はこの場面を「危ないよというところと、そこに投げないでねということですね」と冷静に振り返り、エキサイトしたことも「まあゲームの中ですからね。特にここでお話することはない」と受け流した。

 試合は佐藤輝が2ラン&3ランの2発など6打点。プロ初先発で「朝からずっと緊張していた」という新人・伊原を、4番打者が「援護してあげたいと思っていた」と頼もしく支えた。

 ドラ1左腕がプロ初勝利を挙げ、貯金1。文句なしの快勝の中で、広島の死球に対する指揮官の激しい意識が映し出された。

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