北川景子が主演を務めるドラマ「あなたを奪ったその日から」(毎週月曜夜10:00-10:54、カンテレ・フジテレビ系／TVerにて配信)の第1話が4月21日に放送。主人公・紘海を演じる北川の表情に反響が集まった。(以下、ネタバレを含みます)

「あなたを奪ったその日から」とは？

10年前に食品事故で子供を失った母親・中越紘海(北川)は、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森南朋)を恨む中、図らずも旭の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐してしまう。復讐(ふくしゅう)を果たそうとする紘海だったが、その誘拐には大きな誤算があった。相手への憎しみから始まったはずの復讐だが、その中では図らずも新しい形の愛情が芽生え、物語は予期せぬ方へ。発端となる食品事故から現在に至るまでの11年間を描く、復讐と親子愛の壮大なストーリー。

仁村紗和は食品事故を殺人事件だと疑う週刊誌の記者・東砂羽、平祐奈は旭の長女・結城梨々子、Snow Man・阿部亮平は梨々子の家庭教師・玖村毅、筒井道隆は旭の部下・望月耕輔を演じる。

子どもを失った母の苦しみ

保育園で調理師として働きながら、夫の景吾(高橋光臣)、娘の灯(石原朱馬)と家族3人で幸せに暮らしていた皆川紘海は、灯の3歳の誕生日に、惣菜店「YUKIデリ」で灯にねだられたピザを購入する。

しかし、その夜、お祝いの席でピザを一口食べた灯は突然苦しみだす。そして、急いで病院に運び込むのだが、その甲斐もむなしく灯はエビによるアナフィラキシーショックで亡くなってしまうのだ。

そんな中、行われたYUKIデリの記者会見で、社長の旭は遺族感情を逆なでするような発言。

これには紘海、アレルギー食材を食べさせてしまった自責の念で押しつぶされる。そして、愛する娘を突然失った悲しみに追い込まれるのであった。

1年後、宿敵・旭と人知れず再会

それから1年後、紘海はとある料理教室に通っていた。

そこには、灯を死に追いやったピザを販売していた惣菜店・YUKIデリの元社長で、高校1年生の長女・梨々子と次女・萌子を男手一つで育てる旭の姿が。

娘を失った悲しみは、復讐心へとカタチを変え、紘海は旭にも自分と同じ苦しみを味わわせたいと願い、機会を伺っていたのだった。

旭の最愛の子を奪うつもりが、まさかの展開へ

そして紘海は旭の家の前に車を止め、包丁を手に降り立つが、梨々子を訪ねてきた玖村に姿を見られ、そこでの犯行は未遂に終わる。

しかし、車に戻るとまさかの旭の次女・萌子(倉田瑛茉)がかくれんぼの延長線上で忍び込んでいたのだった。

最初こそ驚く紘海だが萌子を自宅に連れ帰り、灯の遺品のリボンで首を絞めようとすると、萌子が灯が歌っていたのと同じ歌を歌い出す。紘海はそこで我に帰り、号泣するのであった。

さらに、そんな紘海に「泣いてるの？」と悪気なく声をかける萌子。これを機に、紘海は萌子に対しての愛情を芽生えさせる。

この日の放送内容にSNSでは「北川景子、演技うますぎる！」「お母さんとしての表情がすごい」などと絶賛の声。2話以降にも期待するような声が多数上がり、Xではトレンド入りを果たしていた。

◆文＝於ありさ