岩手県は、大船渡市内の赤崎町と三陸町綾里の2か所に合わせて33戸の仮設住宅を整備していて、このうち赤崎町の7戸分が完成し、17日から入居が始まりました。

午前中から入居する人たちが引っ越し作業を行い、このうち自宅が全壊し避難所で2か月余り生活していた袖野里子さん（70）も部屋を確認したあと、家族が手伝って家財などを運び入れていました。

袖野さんはもともと息子家族6人と暮らしていましたが、息子家族は今月に市営住宅に引っ越し、部屋が狭いため袖野さんだけしばらく、この仮設住宅に1人で暮らすことになります。

袖野さんは「避難所ではせきをするのも周りを気にして布団の中でしていたので入居できてよかったです。早く家を再建してみんなで一緒に住みたいです」と話していました。

三陸町綾里の仮設住宅への入居は、今月24日から始まる予定です。