ゴルフの米女子ツアーに組み込まれているエビアン・マスターズは26日、フランス南東部のエビアンにあるエビアン・マスターズGCで第1ラウンドを行い、宮里藍は4オーバー、76の61位と出遅れた。それでも16~18番で3連続バーディーを奪い、「気持ちがすごく楽になった」と浮上のきっかけをつかんだ。
2年連続の出場だった宮里はこの日、芝目のきついグリーンに苦しんだ。前半だけで4ボギー。「去年の流れと同じ。プレーの内容は違うのに、また同じことをしていると思った」という。
成長過程の21歳にとって、57位だった前年の繰り返しでは進歩がないことになる。昨年に続いて同じ組で回ったミシェル・ウィー(米国)は、前半で3バーディー。「チャンスを要所、要所で決めていた。その差が出た」と16歳の天才少女に脱帽した。
後半に入っても流れは変わらず10、12番でボギー。15番でも一つ落とし、7オーバーまで後退した。起死回生の3連続バーディーだった宮里は「よかった。これでまたあした頑張れる」。最後で踏みとどまった。(共同)
毎日新聞 2006年7月27日