宮里藍とともに最近の女子ゴルフ活況の火付け役となった20歳の横峯さくらが、全英女子オープン選手権(ロイヤルリザム・アンド・セントアンズ、パー72)でメジャー初挑戦する。3日の第1ラウンドは16歳のミシェル・ウィー(米国)と同じ組。日米ツアーの「飛ばし屋」対決となるが、「このコースでは飛距離は全く関係ないですね」とさらりとかわした。
初めてコースを回った1日の練習ラウンドは「すごく風が強い。18ホールで全部吹いている」とリンクス特有の風に舌を巻いた。過去に経験がないほどボールが流され、「打てないことはないが、これだけバンカーがあると、半分以上は運になる」と警戒した。
ただ低い弾道を描く横峯のショットは、もともと風に負けにくい力強い球質だ。練習ラウンド後は「いつも以上に低く打っていかないといけない」と、風下になる打撃練習場の反対側に回って逆風でのショットを重点的に練習した。
予想スコアは「見当がつかない。80を打たなければいいかな」。一方で「ロングホールで(2オン可能な)短いのが二つくらいあった」と、風が収まった時の攻めどころも頭に入っている。(共同)
毎日新聞 2006年8月2日