【ニューヨーク坂東賢治】国連安保理は7日、アラブ連盟(22カ国・機構)がレバノン情勢を巡る国連決議の修正を求めている問題を受けて、アラブ連盟の代表団が参加した公開協議を8日午後3時半(日本時間9日午前4時半)から開くことを決めた。ムーサ同連盟事務局長のほか、アラブ地域選出の非常任理事国であるカタール外相らが演説する予定だ。
また安保理筋によると、米仏両国はレバノンが7日、南部へのレバノン軍派遣の方針を決めたことを評価しており、レバノン軍の展開を前提にイスラエル軍の撤退を求める文言が決議に盛り込まれる可能性が出てきた。
米仏などは代表団の主張を聞いた上で、修正点を最終的に詰める方針。9日か10日に外相級協議を開いて採択を目指す動きも出ている。
毎日新聞 2006年8月8日