ダイエーの筆頭株主である丸紅と、2位株主になるイオンが、互いに株式を持ち合うことで合意したことが8日分かった。出資比率は1%程度とみられる。株式持ち合いに踏み込むことで、ダイエー再建に向けた協力関係を一層強める狙いとみられる。
イオンは9日、丸紅からダイエー株の15%を取得する資本・業務提携契約を正式に締結する。3社は既に商品の共同仕入れやプライベートブランド(PB)商品の共同開発、物流システムの共同利用などに向け、検討委員会で協議を進めてきた。今後、施策の実行段階に移るのに伴い、丸紅とイオンの間の取引も増えるとみられ、少額ながら、株式持ち合いに踏み切る。【宮島寛】
毎日新聞 2007年3月9日 3時00分