西武スカウトのアマチュア2選手への現金供与問題で、球団が設置した調査委員会(委員長・池井優慶応大名誉教授)の事務局長を務める依田龍也球団常務は20日、現役選手への事情聴取が当分先になるとの見通しを示した。
調査委は05、06年のドラフトで入団した計14選手についても、現金供与などの不正活動がなかったか調べるため、選手から事情を聴くことにしている。依田常務は「まだ、選手聴取の話までいっていない。シーズン開幕前なので難しいし、まずは(アマチュアの)2選手のほうを固めてから」と語った。
また、西武はドラフト改革について協議する21日の12球団代表者会議を欠席する。依田常務は「ドラフト制度についての話し合いで、(西武は)発言できる立場ではない」と説明した。【立松敏幸】
毎日新聞 2007年3月20日 19時17分