インターネット商店街最大手の楽天は、アメリカの大手ネット広告会社を買収し、海外市場へ進出すると発表しました。
楽天が買収するのは、アメリカのネット広告大手「リンクシェア」で、創業者から株式100%を4億2500万ドル、およそ465億円で譲り受けて子会社化。リンクシェアの顧客網や技術力を取り込んで、新しい事業を始める方針です。
リンクシェアはウェブサイトやメールマガジンに企業や商品の広告を掲載し、その広告経由で商品が売れると成果報酬を受け取る「アフィリエイト」と呼ばれる広告分野で世界最大規模の企業です。
楽天が海外企業を完全子会社化するのは初めてで、これまでに行った国内企業の買収と比べても最大規模となります。楽天は今回の買収を足がかりに「積極的に海外展開を進める」と話しています。