訓練は、午前7時10分に東京湾を震源とするマグニチュード7.3の「首都直下地震」が発生したという想定で始まり、総理官邸の危機管理センターに閣僚が緊急召集され、訓練会場の千葉市と映像で結ぶテレビ会議などを行いました。
東京・町田市では、小学校に取り残されたけが人をヘリコプターで救助する訓練や、横転したバスや高層ビルで逃げ遅れた人を助け出す訓練が行われ、石原都知事も視察しました。
「逃げ出す街から逃げ込める街へ」というスローガンを掲げる六本木ヒルズでは、焚き出しが行われたほか、ジャッキを使って崩れた材木を取り除く訓練も行われました。
一方、横浜市では先月、水上バスや屋形船の業者と、非常時に人や物資の輸送を行うという協定を締結し、こうした船を使った輸送訓練は今回が初めてだということです。