女子ゴルフの伊藤園レディース(千葉・グレートアイランドC、6581ヤード=パー72、賞金総額7000万円、優勝1260万円)第2日の12日、プロ16年目の斉藤裕子が6バーディー、3ボギー69で7位から単独首位に立った。1打差で李知姫(韓国)。さらに1打差に不動裕理ら5人。首位スタートの茂木宏美は1アンダーで8位に後退。5オーバーまでの51人が決勝ラウンド進出。横峯さくらは7オーバーで予選落ちした。
▽不動裕理 (一つしか伸ばせず)3パットが二つ。いらないボギー。ただ周りも伸びず圏内なので優勝をみすえてやりたい。
○…難しいピン位置にスコアメークに苦しむなかで首位に立ったのは、昨年ツアー初優勝した38歳のベテラン・斉藤。アウトでボギーなしの4バーディーで首位に。最後に連続ボギーはあったが、貯金が利いて首位を守った。目下賞金ランク34位。来季のシードは確保も最終戦のメジャー大会、LPGA選手権出場に望みをつなぐ。この大会か来週の大会の成績次第だ。優勝なら文句なしだが「2位2回なら可能性がある」。ライバルは多いが「マネジメントをしっかりやらないといけないコース。相手ではなく自分がスコアを積み重ねたい」と大きな目をキラリ。
○…横峯が今季5回目の予選落ち。わずかにチャンスがあった賞金女王が消えた。パー5の13番が落とし穴。右の林に入れたのが木の根元でアンプレアブルを宣言した。3打目は打てたが、4打目がグリーン左へOBとなり、さらに打ち直し後に3パットでこのホール9打。これが響きプロ初の80。カットラインに2打及ばず、「9打もプロ入りして初めて。もう疲れました」。この大会は昨年は過少申告でプロ初の失格も味わっており2年連続予選落ち。「悔しいです」。