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宮里藍:米ツアーほぼ半分終え「いい流れで来ている」

作者:未知  来源:mainichi-msn   更新:2006-7-11 9:31:43  点击:  切换到繁體中文

 

女子ゴルフの宮里藍が9日終了のHSBC女子世界マッチプレー選手権で、本格参戦1年目の米ツアーのほぼ半分を終えた。同選手権は6日の1回戦で敗れたが、メジャーの全米女子プロ選手権は3位。全体として「いい流れで来ている」と明るい表情で振り返った。

 15試合に出場して10位以内が3度。獲得賞金は33万ドル(約3800万円)を超え、ランキング19位は健闘と言える。ポイント制の最優秀新人賞争いでもトップクラスを維持。1位の李宣和(イ・ソンファ、韓国)らが、昨年まで下部ツアーなど米国でプレーしていたことを考えると、芝など環境が異なる中での奮闘は評価できる。

 2月中旬からのシーズンで序盤は低迷したが、4月中旬の武富士クラシックで6位になり、最初の壁を破った。このころから2オンを狙えるパー5のホールはどんどん攻めるように方向転換し、バーディーが増えた。

 4月下旬のギン・クラブズアンドリゾーツ・オープン、6月前半の全米女子プロなど3試合で、最終日に最終組で回り優勝争いを演じた。「考えていた以上に、早いペースで段階を踏めている」とうなずく。

 ドライバーをはじめ、ショットの切れはいい。持ち味を発揮し、パーオン率は68・1%で26位とまずまずだ。5メートル程度までのパットをきちんと沈めた試合では、上位に加わっている。

 一方、シーズン前に「賞金ランキングのベストテンが目標。それとまずは1勝したい」と狙いを定めたが、両方とも届いていない。さらにプレーの質を高める必要があり、テーマも浮かび上がる。それが小技だ。

 グリーン周りのバンカーに入ってから2打以内でカップインさせる割合を示す「サンドセーブ率」は、26・1%で100位以下と低い。ギン・クラブズアンドリゾーツでは、最終日にグリーンそばのバンカーショットを失敗し、トリプルボギーをたたいた。

 全米女子プロでも、最終日にグリーン周りのラフからアプローチをミスしてダブルボギー。「小技の腕を上げるのが今後の課題」と反省したように、重圧の懸かる場面で精度を上げないと、勝利は手にできない。

 13日からの試合は休み、次回出場予定は26日からフランスで開催のエビアン・マスターズ。その翌週にメジャー最終戦の全英女子オープンが控える。【共同】

毎日新聞 2006年7月11日 9時52分


 

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