来年のトリノ五輪代表に内定しているスノーボード・ハーフパイプ(HP)の山岡聡子(アネックスク)、国母和宏(北海道・登別大谷高)ら日本チームが15日、合宿とワールドカップ(W杯)参戦のため成田空港から米国に向け出発した。
スキー競技各種目で最多の3人が代表に内定しているHP陣。W杯第3戦の初優勝で内定した国母は「気持ちが楽になった。技の完成度を高めたい」と余裕の表情。今季初戦を迎える山岡は「自分のペースで調整したい」と淡々と話した。
12月10、11日のカナダ・ウィスラーのW杯2連戦は、五輪代表争いの舞台でもある。妹の今井メロ(ロシニョール)が内定済みの成田童夢(キスマーク)は「体調は万全。全力を発揮します」とW杯初優勝の地での活躍を期す。チームは12月2日まで米国で合宿した後、W杯に向かう。【武藤佳正】