スピードスケート中長距離の日本勢が23日、トリノの五輪会場「オーバルリンゴット」で初めて練習し、雰囲気や氷の感触について選手らは、長野五輪の会場で日本の主要大会が行われるエムウエーブ(長野市)に「似ている」と口をそろえた。
日本チームによると、五輪会場での練習はこの日の日本勢が初めて。会場内はまだ工事が続いているためほこりっぽく、接着剤のような臭いがしていたという。女子の石野枝里子(富士急)は「雰囲気もエムウエーブに似ている。氷は(よく)滑る感覚は全然しない。直線が長く感じた」と話した。
オーバルリンゴットは建設が大幅に遅れていたが、12月9日から五輪テスト大会を兼ねたW杯が行われる。(トリノ共同)
毎日新聞 2005年11月24日 10時07分