国際野球連盟(IBAF)は25日、スイスのローザンヌで理事会を開き、各国連盟(NF)会長が自国の国際オリンピック委員会(IOC)委員に直接会い、2012年ロンドン五輪での野球の実施競技復活を働き掛けることを決めた。
IBAFは来年2月のIOC総会(トリノ)での再投票を目指しており、年内に全IOC委員と面談する方針。NFがない国のIOC委員には、IBAF幹部が会う。
ノタリIBAF会長は「(野球の除外は)コミュニケーション不足が最大の原因。野球の真の姿を知らないIOC委員が多かった。まずこれを改善したい」と述べた。米大リーグや日本プロ野球組織関係者を集めた前日の五輪野球サミットについて「12年五輪復帰で全員が一致し団結した」と収穫を強調した。(共同)