今年5月、神奈川県綾瀬市の元職員が同僚を殺害し、現金を奪ったとされる事件で、横浜地裁は、この元職員に対し、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡しました。
綾瀬市の元職員、戸井田尚孝被告(35)は今年5月、借金返済をめぐるトラブルから、上司だった松永一幸さんの首を包丁で刺して殺害し、現金の入った財布を奪った強盗殺人の罪に問われています。
また、知人の不動産業者が高額なローンを設定できるよう、所得を水増ししたニセの証明書作成の見返りに、不動産業者から現金100万円を受け取った加重収賄などの罪にも問われています。
5日の判決で、横浜地裁は「債務を全て免れようと、犯罪に及んだもので、酌量の余地はない」として、求刑通り無期懲役、追徴金100万円の判決を言い渡しました。(05日11:20)