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堀江被告「情報化社会に頭ついていかない」心境を文書に

 証券取引法違反の罪に問われているライブドア前社長・堀江貴文被告(33)が24日、現在の心境などについて書いた自筆の文書を明らかにした。先月27日に東京拘置所から保釈されて以来初めての公式コメントで、弁護士を通じて出した。ライブドアの経営にかかわるつもりはない、と改めて表明するとともに、「起訴事実は認めておりませんし、違法行為を指示・了承したつもりもありません」と強調した。

 堀江前社長の文書によると、「拘置所に入っている間は今までの暮らしと違い月日がゆっくりと過ぎていき、自分自身のこれまでの人生を振り返る良い機会になりました」としている。保釈後は、「情報から長期間遮断されていたのが急に情報化社会に放り込まれたことから、頭がついていかない感じでとまどっています」という。

 また、会社経営に対する考えについては、「経営者というものは、株式会社である以上は営業利益の拡大を目指すべきものと考えており、その考えは今回の事件の前後で変わるものではありません」としている。さらに、「諸行無常というのが私の人生観で、これまで今の瞬間を精一杯生きようと努めてきましたが、拘置所でゆっくり時間が過ぎていくのを感じ、今まで生き急いできたかなとも思うようになりました」と感想を述べた。「この心境の変化が今後、私の経営に関する考え方に何らかの影響を与えるかもしれないと感じています」としている。

 今後のことについて、「拘置所内での時間を使って新しい事業プランなどを考えました」と意欲を見せるが、「ライブドアの経営に関(かか)わるつもりはありません」と明言。当面は裁判の準備に没頭する予定だという。

 関係者によると、堀江前社長は、拘置所内で作家・山崎豊子さんの小説「沈まぬ太陽」を読んでいたことから、21日に日航機墜落事故があった群馬県の御巣鷹の尾根に登った。このことについても、「保釈される時が来たら、是非亡くなられた方々の鎮魂のために御巣鷹の尾根に登りたいと思っていたので、参拝をして来ました」と文書で述べている。

新闻录入:ユエ    责任编辑:ユエ 

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