日本陸連は12日、来年8~9月に大阪で開かれる世界選手権で8位以内(マラソンは3位以内)に入賞した日本人最上位の選手を、08年北京五輪の代表に内定することを決めた。ただし来年1月以降に北京五輪の参加標準記録Aを突破していることが条件となる。
世界選手権の代表選考基準も定めた。国際陸連が定めた参加標準記録Aの突破者が、来年の日本選手権で優勝すれば自動的に内定。内定者以外は、従来は優先順位が分けられていた「標準A突破者で日本選手権上位入賞」「標準B突破者で日本選手権優勝」など3項を同列に扱い、標準記録突破回数や過去の実績も加味して選ぶ。昨年の世界選手権男子1万メートルで、優先順位に反した選考が問題となってやり直した反省から、実力をより詳細に検討する余地を設けた。
毎日新聞 2006年6月12日 17時50分