政府は、07年10月の郵政民営化で発足する4事業会社の社長人事を11日に発表する。郵便貯金銀行は元三菱商事副社長の古川洽次氏(68)▽郵便保険会社は元旧東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)専務の進藤丈介氏(61)▽郵便事業会社はイタリアトヨタ会長の北村憲雄氏(64)▽郵便局(窓口ネットワーク)会社はイトーヨーカ堂執行役員の川茂夫氏(59)をそれぞれ充てる。
4氏はいずれも民間企業出身で、「官から民へ」の小泉改革の方針に沿った人選となった。古川氏ら4事業会社トップは、持ち株会社、日本郵政の西川善文社長(前三井住友銀行頭取)とともに、今月末までにまとめる民営化後の事業計画の「骨格」に沿って、各事業の一層の効率化や新規業務参入を進める。【工藤昭久】
毎日新聞 2006年7月11日