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岩手母娘殺害:現場に血の付いた置物のような石 凶器?

岩手県洋野(ひろの)町種市の母娘殺害事件で、亡くなった会社員、上野紀子さん(52)の自宅から、血の付いた置物のような石が見つかっていたことが分かった。紀子さんと会社員の二女友紀さん(25)は頭部に外傷があり、県警久慈署捜査本部は、死体遺棄容疑で逮捕した青森県八戸市沢里、塗装業、若林一行容疑者(29)が、この石で殴った可能性があるとみて追及している。

 調べでは、母娘の遺体は自宅から約5キロ離れた山林で見つかった。司法解剖で、死因は共に首を絞められたことによる窒息死とみられている。紀子さんの首には手で絞められたような跡もあった。

 一方、紀子さんの頭には外傷があり、出血していた。また、友紀さんは額に傷があった。自宅1階和室では、血をふき取ったような跡が見つかっている。【苅田伸宏】

毎日新聞 2006年7月28日 

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