トヨタ自動車は30日、KDDI(東京都)と共同で、トヨタオリジナル携帯電話「TiMO(ティーモ)」を開発し、全国のトヨタ販売店で10月下旬に発売すると発表した。トヨタ車のカーナビゲーションシステムへの初期接続を補助する機能など、車との連動性を強めた。7万台の限定発売で、フリー価格。
ティーモは、高速度のデータ通信ができるauの3・5世代携帯電話「W44T」をベースに開発。トヨタは専用コンテンツの企画などに携わった。
カーナビと携帯電話をハンズフリー接続するための初期登録が容易にできるガイダンス機能を搭載。カーナビと携帯電話それぞれの通信端末の登録などの手続きを携帯の画面で解説する。また、ひじ掛けなどに固定できる専用の充電台をオプション販売する。
携帯メニューには「トヨタメニュー」を設定。トヨタの総合情報サービス「GAZOO」などのトヨタ関連サイトにボタン一つで接続できる。また、事故の際に近くの消防や警察に位置情報を連絡できる緊急通報サービスを1年間無料で利用できる。