【サンアントニオ(米テキサス州)高塚保】トヨタ自動車は17日、米テキサス州サンアントニオ市に完成した「テキサス工場」で、生産開始を記念し式典を開いた。式典には豊田章一郎名誉会長、渡辺捷昭社長ら同社の幹部が出席したほか、テキサス州のリック・ペリー知事、地元出身の下院議員ら政財界関係者が列席した。
同工場では、米国で人気のフルサイズピックアップトラック「タンドラ」の新型を生産する。来年2月の発売に向け、同日、本格的な生産が始まった。
渡辺社長は「テキサス工場は世界でも最も先進的。この工場を世界一の工場に育ててもらいたい」とあいさつした。ペリー知事は「トヨタの進出は地域経済復興の重要な一翼を担う」と語った。
毎日新聞 2006年11月18日